BOOK
ニーハオ、BEAUTIFUL LIFEをご覧の皆さんオッス、ラミシールです。
今週も始まりました「ラミシールの週末本屋に行ってこれ買おう」
今回紹介するのは爪切男さんの「死にたい夜にかぎって」です。
作者が6年間(7年だったかも)同棲していた彼女との出会いから別れまでを、過去に出会った女性たちのエピソードを織り交ぜながら描かれた自伝小説です。
出会い系サイトで知り合った車椅子の女性、唾を売る女、好きだった女が自転車泥棒だの、出てくる登場人物がみんな大クセのある人ばっかり。
フィクションなんじゃないかと思うほど濃いエピソードばかりで声に出して笑ったとこもありました。
そんな笑える部分だけじゃなく、結構切ない部分もあって思わずウルッとさせてくるんですよ。
ウルッで思い出したけどこの能年玲奈可愛すぎる。みて。
特に彼女との別れの話はバチ切なかったです。ウルッどころか涙を流したとか流さなかったとか。
そんな濃厚エピソードたちの中で一番好きなのは車椅子の女性ミキさんとの話。
出会い系で知り合って、会って、ラブホでパコって、っていう話なんですけど、そのラブホのシーンが面白い。
この匍匐前進のシーンとかすきですね。
不謹慎だけど想像すると面白い。
その後のミキさんをベッドに乗せるシーンは
もっと面白いです。
でもこの話もめっちゃ切ないんですよ!めっちゃ切ないんですよ!
これもウルッとなってしまいました。
あと女性の話だけでなく作者の父親の話も描かれてるんですけど、この父親がなかなかのスパルタ親父。そんな父親とのねじ曲がった親子愛エピソードもよかったです。
本読むのめっちゃ遅いんですけど、この本は面白くて3日で読み終わりましたね。3日も遅いのかも知んないけど。
タイトルが去年読んで良かった「明るい夜に出かけて」に似てるのがいいですね。
あと表紙のイラストもいいですね。
ポテチ光秀っていうオモコロとかで漫画を載せてる人が描いてるんですけど、前から結構好きで、なんならこの本もポテチさんのTwitterで知りました。
普段描いてる漫画には表紙のような可愛らしい女の子は一切出ず、 ジジイがうんこしたり首もげたりする狂った漫画ばっか描いてます。
カツマタ君、有刺鉄線ミカワがオススメ。
漫☆画太郎とか好きな人は好みかもしれない。
とにかくこの本はラミシールの2018年ベスト10に入ることは間違いないですね。
ではまた来週!!!
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